約300年前の大型金貨極希少な5ギニー
状態の良いものが極端に少なく、仮にこれがアメリカ金貨であったら、数億円という価値になるでしょう。
歴史背景とその芸術性、そして希少性、世界のコレクターが目をつけるのもうなずけます。
5ギニーの鑑定枚数 AU:200枚 MS:120枚
5ポンドの鑑定枚数 PR60以上:1100枚
※2015年時点
発行年数が異なる為に単純比較は出来ないですが、人気の5ポンド金貨の約5~10倍の希少性です。
その為、ほとんどが裏から裏での取引になっており、カタログ価格もほとんどがあてになりません。
Detailsですが希少コインを持つというロマンとして、コレクションの一つに加えるのはいかがでしょうか。
名誉革命(1689年)でオランダより招聘されたウィリアム3世は、イングランド王チャールズ1世の孫にあたり、
妻のメアリー2世 (ジェームズ2世の長女) と“共同統治者”として即位したため、コインの
肖像もダブル・ポートレートで描かれています。向かって左側 がウィリアム3世、右側がメアリー2世です。
ウィリアム3世は、メアリーと結婚した当初、妻の方が長身だったなどを理由に、何かと反目しあいましたが、
次第に打ち解けていったそうです。
イギリス議会
「17世紀のイギリス」
裏面の紋章盾の配置はジェームズ2世のクラウンと同様ですが、裏面中央にウィリアムの出身家系である
オランダ・ナッソー家のライオンの紋章を配置しています。
ウィリアム&メアリーのクラウンは1タイプのみの発行です。
≪紋章の変化≫
1660~1689年、ジェームズ2世治世期
・イングランドを象徴する「三頭のライオン」
・フランスを象徴する「フラ・ダ・リ(百合)」
・アイルランドを象徴する「ハープ」
・スコットランドを象徴する「一頭の立ち姿のライオン」
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1689~1702年、メアリー&ウィリアム3世治世期
・イングランドを象徴する「三頭のライオン」
・フランスを象徴する「フラ・ダ・リ(百合)」
・アイルランドを象徴する「ハープ」
・スコットランドを象徴する「一頭の立ち姿のライオン」
・中央部に「オランダ・ナッサウ家の青地のライオンの紋章」