重量:約39.94g/金品位:0.9170
発行:1902年のみ8,066枚

1902年発行のエドワード7世の5ポンドマットプルーフ金貨です。
エドワード7世のコインは、他の歴代イギリス君主の5ポンドプルーフ金貨と違い、
鏡面加工の部分が一切なく、全体が艶消しのマットプルーフコインとなります。
投資的には、価格帯が低め(50~250万円前後)ですが
じわじわじわと、ゆっくりと値上りをしていっているコインでございます。

EdwardⅦ世とは・・・
ヴィクトリア女王の長男。母、ヴィクトリア女王の在位が長かったため史上最も長い皇太子の時期を経て59歳で即位。
1901年~1910年まで在位。
偉大すぎる母ヴィクトリアからは問題児と呼ばれたが即位後、世界各国を訪問。昔からイギリスの敵国であったフランス、ロシアとの関係を修復、更に東洋の新興国、日本と連携関係を創った。(訪英中の伊藤博文を引見し、後に日英同盟を結ぶ)。
この功績でピースメイカー(平和の使者)とも称えられる。庶民的な性格で国民からの人気も高く、この時代は古き良き時代として語り継がれている。
65種類の勲章を受けており、この数は現女王エリザベス2世に次ぐ多さである。
妻はデンマーク王室出身のアレキサンドラ。たいへんなプレイボーイであったからこそ絶世の美女を王妃に選んだヴィクトリア女王。
それにもかかわらず、社交が得意でプレイボーイ人生を歩み続けた、エドワード7世。
国王として10年あまりの在位だが、1880年頃から英国王室の社交の中心としてエドワード7世と妻、アレキサンドラに移っており、ファッションもこの2人がリードして行くようになった。
エドワード時代(エドワーディアン)は、ファッション、ジュエリーと歴史上では、たいへん重要な時代となっている。
エドワーディアンのジュエリーは今もなおファンが多い。