【発行年度】1902年
【発行枚数】861枚
【規格】重量約100g/直径55.00mm
当初エドワード7世の戴冠式は1902年6月26日に予定されていたが、直前にエドワードが虫垂炎を患ったため
回復を待って、8月9日に改めてウェストミンスター寺院で挙行されました。
造幣局のレポートによりますと、当初は6月26日の日付で大量の戴冠メダルが準備されていたのですが、
すべて回収されたようです。ただしこの日付で試鋳貨もあり、それは大変レアなメダルとなっています。
文献によると大型金メダルは1410枚、小型金メダルは9850枚が溶解されたようです。
今回、ご紹介するこちらの大型金メダルは、1902年~1903年にかけて発行されており、
1902年に717枚、1903年に161枚、合計で878枚発行、そのうち861枚が販売されたとの記述があります。