
表面:ジョージ6世の肖像
GEORGIVS VI D:G:BR:OMN:REX F:D:IND:IMP
(英国の国王にして信仰の擁護者、インド皇帝で神の庇護を受けしジョージ6世)
彫刻師H.P.(ハンフリー・パゲットHumphrey Paget)の刻印
裏面:馬に乗り槍で竜を突き刺す、守護神「聖ジョージと竜」
彫刻師B.P.(ピストルッチ・ベネデット Pistrucci Benedetto)のイニシャル
デザイナー:ハンフリー・パゲット/ピストルッチ・ベネデット(英国王立造幣局責任者)
ジョージ6世(George VI)
在位:1936年12月11日 ー 1952年2月6日
生没:1895年12月14日 - 1952年2月6日

父王ジョージ 5 世の崩御後、兄エドワードが国王に一旦就任するもアメリカ人女性ウォリス・シンプソンとの望まれない結婚を選んだため、在位わずか 325 日で退位。
自動的に弟のアルバート【後のジョージ6世】が国王に即位。
時代はその頃第二次世界大戦開戦間近。
新国王と王妃 欧米各国を訪問、夫妻の誠実な姿勢は人々を動かしたという。
父が即位後に第一次世界大戦に突入。
当時アルバートは18歳で海軍士官として奮闘し、次の大戦では国王ジョージ6 世として戦争に向き合った。
子供の頃は気弱で泣いてばかりいた彼に、父王は王位継承を望んでいたという。
それは自らも次男であり、また自らの即位も晴天の霹靂であった為、その運命を見抜いていたからなのかもしれない。
アルバートが自らの名を父を継ぐ「ジョージ6世」としたのは堅固な王政を取り戻し、
父に倣うという強い意志の表れであった。
戴冠前に泣きながら母の所に行った男は、第二次世界大戦から国を守り、王政を守り、国民を守った強き王となった。
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